2011年11月11日金曜日

トロント × ニューヨーク × 鉄道(AMTRAK)

トロントからニューヨークまでは比較的に近いので小旅行にいってきた。
トロントのあるオンタリオ州から国境を挟んですぐ下がニューヨーク州となる。
ナイアガラの滝を超えるとすぐに国境だ。



今回、トロントからニューヨークにいくにあたって行き方を色々と調べてみた。
トロントからニューヨークまでは大きく分けて下記3点が王道の行き方

1)飛行機 
これが一番便利。フライトは1時間ちょっとで到着。ただ、国際線となるし、値段は自分が調べた11月の時期で往復700ドルくらいと高かった。

 2)バス 
グレイハウンドなどのバスがトロントからニューヨークまで毎日でている。時期にもよるようだが、最安100ドルくらいで、通常は200ドルくらいで往復できる。ただし、片道13時間以上の道のり。バスの中ではwifiが使える。トロントを夜出発、ニューヨークに朝着くものと、トロントを朝出発、ニューヨークに夜着くラインがある。 

3)鉄道(アムトラック) 
往復で240ドルくらい。ユニオン駅からニューヨークのペン駅まで電車で1本。ただし、バスと同様に13時間程度かかる。

まず飛行機は高いので即却下。
バスの場合は、日本のスキー場の強行バスツアーより長い道のりなので、おそらく精神崩壊レベルのつらさだと思われるので敬遠。
ということで鉄道に乗ってトロントからニューヨークを目指すこととした。

案の定、トロントからニューヨークまでのアムトラックでの鉄道の旅の情報が非常に少ない。
結構快適ですよ的な情報しかない・・・。

心配性な自分が事前に知りたかったのは、
1)国境の通過方法  
2)ウェブ上だと国境から電車を乗り換える的に見えるけど、 
実際に乗り換える必要があるのか 
4)乗る前に手荷物検査とかあるのか 
5)チケットに座席指定がないがどうなっているのかということだった。

まず、鉄道は、アムトラック(AMTRAK)という国際列車に乗って行く。
Maple Leaf号というそのまんまカナダという名称の列車に乗る。
チケットはネットで購入して、予約番号を持って、ユニオン駅のVIAの切符売り場で発券してもらう。
(カナダ国内であれば有料で郵送してもらうことも可能)
ちなみに、ユニオン駅の発券は、なぜか朝6時半から午後1時までの期間限定でしか発券してもらえないので注意。(ただ、土日も営業している)

電車は一日1便で、トロントから820分に出発して、ニューヨークのペン駅(マンハッタンのど真ん中)に夜10時頃到着する。
一応国際列車なので、念には念を入れて、飛行機と同じく2時間前くらいに到着してみる。
まだ誰もいない・・・。
1時間前くらいから、ボチボチ客がきて、掲示板に書いてあるプラットフォームの番号が記載しているある看板の前に人が並び始めたので、一緒に並んでみた。
国境を超えるものの、荷物検査などは一切なし!
ただ、列に並んでいると、飛行機と同じくタグをくれるのでそれをバックにつけておく必要がある。




すると、30分くらいまえに車掌がチケットをチェックしてくれ、あとは誘導されるまま列車に乗り込む。
列車は自由席とのこと。しかもこんなに広い!


飛行機のビジネスクラスばりの広さで、太ももフットレストもついている。
コンセントもあり、wifiも一応無料で使える。
ただ、wifiの電波は非常に悪く、ほぼ使いものにならないレベル。。
ネットをやる予定で意気込んでいたので、13時間 超暇人状態。


ちなみに、アメリカの手前で下車する人もおり、国境を超える人と超えない人で、乗る車両が異なる。
ニューヨークへ行くひと達は、まとめて国境を超える手続きができるように指定された車両に入れられ、他の車両には移動できないようになっている。

そして、いざ出発進行。この鉄道、スピードが非常に遅い!
列車の中には食堂や売店があるけれど、国境の前後などで閉まってしまうので、予めユニオンで食べ物を購入しておくのがベスト。

カナダ⇒アメリカでの国境では、全員が一旦下車して、入国審査を行う。
日本人の場合は、アメリカ入国審査時に申請用紙をもらえるのでここで記入すればOK。
(手数料が若干とられる。クレジット払い可)
しかも結構なスロースピードな入国審査なので、全員が終わるまでここで1時間以上はかかる。

事前にESTAも申請しておいたのだが、なぜかESTAに関しては聞かれなかった。
入国審査の人にESTAはいらないの?と聞いてみたが、回答が早口で聞き取り不能。
また、車掌がカナダ人からアメリカ人に変わるだけで、国境を越えても乗っている電車は同じだった。

国境を超えることに成功したら、あとはひたすらニューヨークに向けて走るだけ。



色々と記事を読むと、このアムトラックという鉄道は、遅れることで有名らしい。
ただ、今回は、結構スムーズで、予定よりも10分くらい早くニューヨークへ到着した。
でもこの客が少ない平日でも入国審査に非常に時間がかかったのでこれがピーク時だったらと思うと、1時間の遅れはあたりまえという点も納得する。

そして、ニューヨークのペン駅(Penn Station)に到着。
13時間かかったが、意外にあっさり着いて、バスのような脱力感や精神崩壊もなく結構快適だった。

ペン駅はニューヨークマンハッタンのど真ん中にあるが夜10時でも人が多く、結構安心な地区。
スーパーマーケットや食べるところもたくさんある。

列車が遅延することも考え、ペン駅から徒歩10分くらいの場所で宿をとった↓


ただ、ニューヨークのマンハッタン島のホテルは異常な高さ!
ドミトリーを除くと、どんなにボロな安宿でも、最低1万円はする!




明日からは初のニューヨークを満喫してきます。

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